色彩系御影石

色彩系御影石
(色彩系御影石)新万成 材質名: 新万成 (G635)
産地  : 福建省
墓石ランク : 2
古い墓地で見られる上質の万成石に色調が似ているので驚かされる。
一昔前は建材に広く使用されていた。最近ではデザイン墓石や、外柵材として徐々に見かけるようになっている。
墓石材としての細かい性質はまだはっきりしないが、中目に近い小目のせいか水抜けは良く、その点外柵材として向いている。
近年、「墓石」というイメージを覆す明るい色調の石が増えており、「荘厳」「伝統」といった言葉も過去のものになりつつある。
(色彩系御影石)桜万成石 材質名: 桜万成石 (G663)
産地  : 中国福建省
墓石ランク : 3
完全なピンク色で、「お墓」という暗いイメージを完全に払拭する。稀に和型墓石にも見かけるが、デザイン洋型にぴったり。規模を求めない、都内の小さ目の墓地には良く似合う。
吸水率はほどほど。目がやや細かい分、ほんの少しの変色でも気になる。
古い墓石が殆ど無いので、経年変化は予想しにくいが、やや茶褐色に変わっていくようである。
墓石を自らの記念碑として捉え、因習や体面にこだわらない方には選択肢の一つとしてお勧めできる石である。
(色彩系御影石)中国緑・小目緑 材質名: 中国緑 ・ 小目緑 (G612)
産地  : 福建省
墓石ランク : 3 ~ 4
緑系の御影石としては廉価。インドの「グリーンⅠ」に良く似ているが、色がやや薄く、ムラやダマも多い。
色合わせが難しく、パーツが沢山必要なデザイン構成の墓石には向かない。
きちんと磨かれたものは色持ちも良く、吸水率も少ないのでそれなりに満足のいく墓石に仕上がる。現在では、様々な緑系御影石が出ているので、あえて選ぶほどではない。
(色彩系御影石)海光石・麗水 材質名: 海光石 ・ 麗水 (G616)
産地  : 中国福建省
墓石ランク : 4
よく見ると緑ということが分かる、薄い緑色。グレーがかっていることもこの石のカラーがよく分からない要因となっている。
金属、硫黄分共に含まず、吸水率も低いので、性質的にはかなり優秀な墓石材と言える。
外柵として緑色の石塔を引き立たせ、和型の石塔に使用しても落ち着きのある明るいグリーンが存外に映える。
最近では建立数が増えたせいか、ややムラ、流れのあるものが目立ってきている。濃い目の原材の方がムラが出にくい。
(色彩系白身影)森林緑 材質名: 森林緑 (G670)
産地  : 福建省
墓石ランク : 4 ~ 5
緑とグレーの中間色。このランクの中間色としては珍しく結晶質で重量感がある。
水は殆ど吸わない良材だが、白い「ダマ」が出るものもあり、神経質な方には向かない。
個性的な色調と目を持っていて、あまり見かけることの無い石種であり、すぐ近くに同じ石塔を建てられる心配はあまりない。価格的にも割安感がある。
やはり色の濃いものが良材で、薄いものは、早く褪色が進む傾向にある。
(色彩系御影石)深海 材質名: 深海 (G906)
産地  : 浙江省
墓石ランク : 5
平成十年台前半に大ヒットした墓石材。糠目の緑色にリーズナブルな価格もあって、方々の墓苑で建立された。
当初は爽やかといえる緑色の材料だったが、現在は濃いグレーがかったものが多い。
一時腐食性金属や硫黄分を含むものが多く出回り、石材店から敬遠され、人気の凋落が始まった。
現在は質の持ち直しが計られ、良材が増えてきているが、細かい難点を気にするユーザーには不向き。鮮やかな色をしているものが本来の「深海」。
他の墓石材と違い、年月を経たものに、深みが増し、風格を感じるようになる珍しいタイプ。
2彩系御影石)フィンランドグリーン 材質名: フィンランドグリーン
産地  : フィンランド
墓石ランク : 4 ~ 5
「バルティック」と呼ばれて長く使われている。大きな問題は発生しにくい石だがはっきりした色調ではないので、珍しいタイプの割に、個性は感じられない。
信頼性が高く、水は良く吸うが褪色しない。長く本来の風合いを保つので、墓石にはもってこいの原材であるが、もう一つはっきりしない個性のせいで、近年の建立数は減る一方である。
目が比較的はっきりして、爽やかな緑色を呈しているものが良材。白御影石ばかり並んでいる所へポツンと建立すると、この石の個性がよく分かる。
9系御影石)クリスタルタルブラウン 材質名: クリスタルブラウン ・ 紫丁香
産地  : 南アフリカ
墓石ランク : 6
珍しい紫色の御影石。非常に個性的だが近年は少しずつ建立が増えている。
今のところ、これといった欠点、トラブルは聞かない。非常に硬く、吸水率が低いので、褪色さえ無ければ、長く風合いを保つものと思う。
南アフリカ産らしい結晶質の石で主に洋型、デザイン墓石に需要があり、他の石材と組み合わせても良い個性を発揮出来る。
目が細かく、紫色の鮮やかなものが良材。
(色彩系御影石)インドグリーンⅠ 材質名: インドグリーン(Ⅰ)
産地  : インド
墓石ランク : 6
中国石材のG612と見分けがつかないくらい似ている。見かけの違いは、こちらの方がやや色が濃いこと。重厚感が大きく違う。
同じインドの(Ⅱ)と比べると、落ち着きがある色。同じく硬いが、こちらはやや水を吸う。しかしそのせいか、古くなって味わいが出てくるものもある。
総じて緑系の墓石は、古くなることが+に作用することがあるので、面白い。
ほとんどの人の目を引く(Ⅱ)と玄人好みの(Ⅰ)となかなか難しい選択でもある。
(色彩系御影石)インドグリーンⅡ 材質名: インドグリーン(Ⅱ)
産地  : インド
墓石ランク : 6
「黒御影石」の仲間と言っていい石。重さ、性質共に黒御影石のもので、それも良質な黒御影石を凌駕している。
重厚感があり、和型墓石に風格を与えるが、鮮やかな緑色の石目を生かしたデザイン墓石にも良く合う。
高級御影石だが、明らかな高級感は誰にも好感が持たれる為、近年建立が目立って増えてきており、珍しい石ではなくなってきている。決して安い石材ではないが、「質」から比べると、割安と云われている。
ムラは殆ど無く吸水率も極少だが、研磨加工次第で風合いの持ちが決まるので、信頼出来る仕入先を選びたい
(色彩系御影石)新万年青 材質名: 新万年青 (G1135)
産地  : 河北省
墓石ランク : 6
濃く鮮やかな緑が特徴で、近年の緑系御影石の代表の一つである。
石を切り出す「丁場」が商社によって違うため、仕入先によって風合いが大きく変わってしまうので、神経質な方には向かない面があり、信頼できる仕入先に依頼したい。
目は糠目タイプと細目タイプがあるが、細目タイプの方がトラブルは少ない。
糠目タイプ(G025)はより深い緑色を呈していて、特に個性的であり、良いものは貴重。だだし一にも二にも風合いや艶保ちを決めるのは、研磨加工の質である。
ボリュームのあるデザインに向いており、和型では風格が供わる。

2彩系御影石)ブルーシルク・緑蝶石 材質名: ブルーシルク ・ 緑蝶石
産地  : 南アフリカ
墓石ランク : 6
美しい石目を持つが、この石目に合う墓石デザインがなかなか難しく、建立数はまだまだ少ない。
南アフリカ産特有の結晶質の石目で硬質で吸水率は低い。
単体で墓石を建てるよりも、組み合わせてデザインされると生きてくる色調・目である。
(色彩系御影石)インペリアルレッド 材質名: インペリアルレッド
産地  : インド
墓石ランク : 6
ビルの内外装で良く見かけることが出来る。墓石材としても実績があり、意外なことに建立数が多い。近年中国産のピンク系御影石に押されてやや停滞気味も、デザイン墓石のパーツ等には多用されている。
硬いインドの石に共通する特質で、ムラが少なく、吸水率は極端に低い。元々が鮮やかなので、風合いの低下は感じ易い石で、褪色は「色彩系御影石」の宿命ともいえる。
ブラジル産の「カパオボニート」等、類似した石材もいくつかあるので、好みにあった選択も可能。最も赤い石材を選びたいときは、「インド産」と指定すると良い。
(色彩系御影石)八掛(備中)青石 材質名: 八掛(備中)青石
産地  : 岡山県
墓石ランク : 8 ~ 9
国産としては珍しい緑系御影石。緑系とはいっても落ち着きがあり、海外産とは一線を画す。
独特の線をなす様な斑紋の連続で、鉱物学的には「閃緑岩」という分類である。
比較的褪色は早いものの、この独特の斑紋は消えない。西日本産の代表的高級御影石で、高級墓苑に行くと良く見られる。
一般に産地では、「八掛石」というと、同じ場所で採れる白御影石のことを指す。このため、「青石」と末尾に特色をつけて区別される。当然、色の濃いものが良材。
(色彩系御影石)本小松石(青目) 材質名: 本小松石(青目)
産地  : 神奈川県真鶴市
墓石ランク : 別途見積
江戸城の築城で使用されたというのは有名な話。江戸っ子のアイデンティティーを表したかのような墓石である。「安山岩」で「花崗岩」とも呼ばれる御影石に比べれば柔らかい。
現在では高騰に次ぐ高騰で滅多に新規建立を見なくなってしまった。
柔らかい、風化、褪色が早いなど、御影石と比べれば良いことの無い印象だが、抑えた緑色と独特の風合いが好まれてか、この石を薦める方は、お寺の僧侶が多い。
いまだに関東では最高級石材として有名な為か問い合わせも多いが、優良材は少ない。同じ産地で赤味がかった「赤目小松石」も有り、共に個性的な風合いを持っている。