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お墓建立の流れ

お墓を建てる

一生に一度というよりも、子孫へと100年以上受け継がれていく「お墓の建立」。
一般的なお墓建立の流れと注意点を例示してみました。

1建墓のプロセス

お墓を建てる時のプロセスや、いつ建てるのか、どれくらいの期間がかかるのかについてご説明します。

お墓を建てるまでの流れ

  • 墓地の購入
  • 打ち合わせ(材質、デザインなど)
  • 完成予想図、見積書の作成
  • 契約、手付金支払い
  • 彫刻部分のデザイン原稿確認
  • 工事
  • 引き渡し、残金の支払い
  • 納骨・開眼法要

お墓がない方は、まず墓地(霊園)選びから始めます。「墓地・霊園の選び方」を参考に、お選びください。
墓地が決まり、永代使用料を支払うと、「墓地使用承諾証」が発行されます(寺院墓地などで承諾証がない場合もあり)。

次に、石材店に依頼して墓石のデザインと石種を決めます。
異なる石を組み合わせて使う場合は、形だけでなくカラーイメージにも注意しましょう。
最近は墓石設計用CADシステムが普及していますので、デザインや石種をモニター上で自由に変更し、その設計図や完成予想図を見ながら比較検討することができます。一部の石材店では、3Dプリンターも導入されています。
また、日本は地震も多い国です。地震対策がどうなっているのかも確認しましょう。

墓石のデザイン

次に、彫刻する文字や書体などを決めます。家紋を入れる場合は、あらかじめ家紋の種類を調べておきます。
故人様の自筆の書やイラスタ、好きだった言葉などを彫刻し、故人様への想いを込めるのも良いでしょう。
イオ株式会社は、そういったご提案・施工を得意としております。

デザインと彫刻が決まると見積書が作成されますので、その内容を確認した上で、前受金を支払い、石材店と正式に契約を結びます(これをもって墓石の製作または発注が行なわれます)。
その後、基礎工事、墓石の据え付け作業が行なわれます。

完成後は、仏石に魂を入れる開眼法要(建碑式、入魂式)を行なうのが慣わしで、遺骨があれば納骨式を同時に行ないます。埋葬の際は、状況に応じて墓地使用承諾証や埋火葬許可証(または改葬許可証、分骨証明書)などの書類が必要となりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

散骨
2工事期間
お墓を建てることは、一生のうちに何度もあることではありませんし、とても高価な買い物ですので、後悔することがないよう、慎重にじっくり時間を掛けて納得できるものを建てたいものです。
寿陵墓であれば急ぐ必要はありませんが、墓地によっては「墓石と外柵の建立は契約後○年以内」と定めているところもあります。一般的にはお彼岸やお盆、年忌法要などに合わせて建立することが多いようです。
発注から完成(引渡し)までに要す期間は、条件にもよりますが、一般的に1~2ヵ月が目安です。
石材店との商談や打ち合わせを最短で済ませ、店頭の展示品や在庫品を使えば数週間で完成させることもできますが、四十九日法要に間に合わせようとすると、日程的に慌しくなってしまいます。
引渡しが無事に終り、残金を支払えば、建立に関して石材店との取り引きは終了となりますが、後々納骨や字彫りなど石材店とのお付き合いは続きますので、良い関係を作っておきましょう。
3お墓の費用

一般墓の場合は込み込みで150万円~200万円が中心帯

お墓を求める際の費用は、主に「区画の使用料(永代供養料)」+「墓石代」+「加工代・設置工事費」から成り立っています。その他に維持費として管理費が毎年必要です。
しっかりした石材店であれば、購入の際には細かな見積もりを提示してくれるはずです。
購入の際にかかる費用としては、伝統的な石のお墓を求めた場合、永代供養料+工事費込みで合計が150万円~200万円ほどになることが多いようです。

※値段、価格は、弊社事例、石材店への聞き取りを基に例示しております。

永代使用料

永代使用料は「お墓を建てる区画を使用する権利」の費用のことを指します。
多くは、承継者がいる限り、権利を継続確保できます。
永代供養料は、どこにお墓を建てるかで大きく異なってきます。
たとえば、東京都心の1等地にある都立青山霊園の場合、1.6平方メートルの区画で437万円。
4平方メートル超では1000万円を超える永代使用料がかかります。
一般的な墓の場合、地域や寺院様によって異なりますので、寺院様にご確認されると良いでしょう。

墓石・建立代 80万円~150万円が中心帯

墓石代は、基本的な加工を含んで、80万~150万円が中心帯です。
ですが、石の種類や使用する量によって大きく差が開きます。
一般的な墓を建てる場合、和型であれば100万~150万円という人が多いようです。
洋型の墓石であれば、部材が少ない分それよりも安く、50~100万円ほどに収まることも多いです。
有名な「庵治(あじ)石」を使って1平方メートルの区画に和型のお墓を建てた場合、最低でも300万円前後になります。一方、外国産の石には安いものも多く、100万円を大きく下回る費用で済むものもあります。
また、墓石のほかにも、区画の外柵を求めたり、墓誌(先祖代々の名前を刻むもの)を建てたりすれば当然、費用はかかります。
灯籠や物置台、ろうそく台が別料金となることもあります。

納骨堂の費用 70万円~120万円が中心価格

都市部に増えている納骨堂は100万円前後の価格で売りに出されているものが多いです。
ただ、収容できる遺骨数などに制限があったり、1体あたりの値段を表示しているものも多く、先祖代々の多くの遺骨を同じ場所に収容しようとした場合には、一般墓を購入してしまった方が安くなる場合もあります。

納骨堂の費用

合葬墓の費用

他人の遺骨と同じ場所に埋葬する合葬墓では、安いところであれば数万円程度から受け付けているところもあります。

樹木葬の費用

人里離れた場所にある樹木葬であれば当然値段は安くなります。
都市部の寺院の庭に設けられた樹木葬区画の場合は、狭いにもかかわらず、100万円以上の値段で売りに出されているものもあります。

樹木葬

その他の費用

【管理費】年間数千円から数万円程度
管理費は、建立の後に定期的に発生する費用で、共有スペースの清掃・維持・保守などに使われます。
支払先は石材店ではなく、墓地の管理者になります。

【彫刻代】3万円~10万円前後(文字数などで変化します)
「◯◯家の墓」といった基本的な彫刻は、墓石代に含んで請求する石材店が多いようです。
追加で1人の名前を彫るのに数万円が一般的です。

【耐震工事費】
別にかかることもありますので事前確認が必要です。

4墓地・霊園の規則・契約・相続
墓地の契約は、売買契約ではなく使用契約です。不動産取引の定期借地権契約に似ています。
墓地にはそれぞれ「利用規定」や「使用規則」があって、使用料、管理料、使用者の資格、使用を取り消される場合の規定などが定められています。
また、お墓は相続しても課税の対象とはなりませんが、墓地によっては、使用規則などで、継承できる人を限定している場合もあります。

墓地の契約は使用契約

お墓の価格は、大きく分けると「永代使用料」、「年間管理費」、「墓石代(建立費を含む)」の3つで構成されています。一般的に「お墓を買う」という言い方をしますが、墓地は売買契約ではなく、使用契約なので、その土地は使用者のものではありません。
つまり正確には、借りた場所(借地)に自費で墓石を建てて、年間管理費を(墓石の有無に関係なく)毎年払って使用することになります。
その使用契約にもいろいろあり、永代使用契約のほかに、個人墓や夫婦墓など前もって使用期限が設定されていて(延長できる場合あり)、期限後は永代供養墓などへ合祀されるものもあります。
注意しなければならないのは、永代使用権=永久に使用できる権利ではないということです。
これは、祭祀者が続く限り代々使用できるというものです。
ですから、祭祀者が途絶えた場合はもちろんのこと、墓地・霊園の使用規約等により年間管理費を長年滞納すると(東京都立霊園の場合、5年間滞納すると)、永代使用権は消滅してしまいます。
しかも永代使用権は転貸や転売が禁じられていて、その使用権を放棄して墓地を返還しても永代使用料は戻ってきません。

お墓の相続(お墓は祭祀財産で非課税)

お墓は祭祀財産であり、相続しても課税の対象とはなりません。
また祭祀に関する権利の承継について規定した民法第897条に「慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者がこれ(系譜、祭具及び墳墓)を承継する」とありますが、それが誰とは明記されていません。
墓地によっては使用規則等で「6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族に限る」などと定めている場合もあります。3親等の姻族となると、配偶者の兄弟姉妹、甥や姪なども対象となりますので、かなり広い範囲から選べます。
つまり、一般的に「お墓は長男が承継するもの」と思われていますが、実際は次男が承継しても構わないし、嫁いだ(結婚して苗字の変わった)娘が実家のお墓を承継することもできるのです。
なお、「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)の施行規則の一部が1999年に改正され、無縁墳墓の改葬手続きが簡素化されました。
墓地の経営者が、無縁と思われる墓地の存在とその使用者の有無などを官報を通じて呼びかけるとともに、その旨を説明した立札などを当該墓地に掲示した上で、使用者から1年以内に申し出がなければ無縁墳墓と見做され、撤去できるようになりました。

墓地をお探しの方は、親切丁寧・見積無料・イオ株式会社にご相談下さい。